汁物、スープ類
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食材から農薬や添加物、他有害物質を除去する方法の基本は、「ゆでこぼし」や「湯通し」です。つまり、有害物質が多く含まれるものも、ゆでこぼしたり、湯通しするだけで有害物質がかなり抜けます。とにかく基本はゆでこぼしか湯通しです。
そのゆでこぼしの応用編として、気を付けなければいけないのが、汁物やスープです。「ゆでこぼし」=「有害物質の除去」であることから、汁物やスープを作る場合は、具材を直接汁やスープで煮込まないようにしましょう。そうしなければ、溶け出した有害物質を汁やスープとして口にすることになります。汁物やスープを作る際のポイントは、具材は下ごしらえでゆでておき、そのゆで汁を捨て、新しい水を加えて再度煮込むことです。これで添加物や有害物質入りのスープを飲まなくてすみます。
ただし、このように書くと、「でも、そもそもスープとは、具材の栄養素や旨みが溶け出すもので、それがスープの良さ。せっかくのゆで汁を捨ててしまうと、栄養素や旨みを捨てることになるのでは?」と思われる方もいるかもしれません。それはその通りで、具材をゆでこぼすと、添加物や有害物質と共に、栄養素や旨みも流れ出ます。ただし、栄養素や旨みは全てが全て流れだす訳ではなく、添加物や有害物質よりも残存率は高いです。それでも「もったいない!」という方は、ゆでこぼさずに具材を煮込んだスープをそのまま飲みましょう。その際、どうせ飲むのであれば、「添加物や有害物質入りスープだ・・。」などと思いながら飲まずに、ぜひ前向きに、「栄養満載で美味しい!」と思って飲むようにしましょう。